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ホームページでやってはいけないこと50選|制作・運用の失敗と対策【2026年版】

  • ホームページ制作

最終更新日:2026年09月09日

ホームページでやってはいけないこと50選と失敗を防ぐ注意点

この記事の監修者

齊藤 真也

株式会社ファーストネットジャパン 代表取締役

1998 年創業時からアプリ開発・Web マーケティング・フルリモート SES・ホームページ制作・翻訳・グラフィックデザインなど幅広い IT/クリエイティブ領域を手がけ、4,000 件超のプロジェクトを統括。セキュリティ対策・SEO・システム開発から中小企業のWeb戦略支援まで、技術とデザインの両面でクライアントの課題解決を27年以上にわたり支援してきた。
大阪本社・東京オフィスの2拠点体制で、全国の企業のデジタル化をサポート。
高松市出身。座右の銘は「圧倒的努力」。

ホームページでやってはいけないことは、デザイン上の失敗だけではありません。目的を決めずに制作を始める、価格だけで制作会社を選ぶ、契約範囲を確認しない、公開後の更新やセキュリティ対策を放置するといった判断も、問い合わせ不足や追加費用、運用トラブルにつながります。

特に重要なのは、制作前に目的とターゲットを決め、発注条件を文書化し、公開後に改善できる体制まで設計することです。ホームページは「完成させること」ではなく、事業上の目的を達成するための手段として考える必要があります。

この記事では、1998年創業・4,000件超の制作実績を持つファーストネットジャパンが、ホームページ制作・運用でやってはいけないことを50項目に整理し、失敗を避けるための具体的な対策まで解説します。これから制作を依頼する方は発注前のチェックリストとして、すでにホームページを運用している方は改善点の確認にお役立てください。

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ホームページで特にやってはいけないことTOP5

50項目のなかでも、費用・成果・公開後の運用への影響が特に大きい5項目を先に紹介します。

順位 やってはいけないこと 起こりやすい問題 対策
1 目的と目標を決めずに制作する 見た目は整っていても問い合わせや採用につながらない KGI・KPIと主要なコンバージョンを制作前に決める
2 ターゲットを曖昧にする 訴求内容やデザインの基準が定まらない 業種・役職・課題・検討段階まで整理する
3 見積もりと契約範囲を確認しない 追加費用や納品物をめぐるトラブルにつながる ページ数・機能・修正・権利・保守範囲を書面で確認する
4 スマートフォンで確認しない 文字やボタンが使いにくく、離脱やフォーム未完了につながる 主要ページとフォームを複数端末で確認する
5 公開後の計測・更新・保守を行わない 情報の陳腐化や機会損失、セキュリティリスクを見逃す 担当者・確認頻度・改善手順・保守範囲を決める

ホームページ制作・運用の失敗チェックリスト

ホームページでやってはいけないことを、次の7カテゴリに分けて解説します。

  • 企画・目標設定:6項目
  • 制作会社の選定・発注:7項目
  • デザイン・UI設計:8項目
  • SEO・コンテンツ:10項目
  • 技術・セキュリティ:8項目
  • 公開後の運用・改善:8項目
  • 費用・契約:3項目

カテゴリ1. 企画・目標設定でやってはいけないこと

ホームページ制作の成否は、デザインを始める前の準備で大きく変わります。企画が曖昧なまま進めると、制作途中の変更が増え、公開後も成果を判断する基準を持てません。

1. ホームページの目的を決めずに制作を始める

会社案内、問い合わせ獲得、採用、資料請求、EC販売など、ホームページの目的によって必要なページや導線は異なります。すべてを同じ優先順位で詰め込むのではなく、最も重要な目的を決めたうえで、副次的な目的を整理してください。

たとえば問い合わせ獲得が主目的なら、サービス内容、強み、実績、料金、よくある質問、お問い合わせまでの流れを優先的に設計します。

2. 目標を数値化していない

「問い合わせを増やしたい」だけでは、ホームページが成功したかどうかを判断できません。「月10件の問い合わせ」「採用応募を月5件」「資料請求を月20件」など、事業に合わせた目標を設定します。

現状値が分からない場合は、公開直後から無理な数値目標を置くのではなく、まず計測環境を整えて基準値を取得し、その後改善目標を設定すると現実的です。

3. ターゲットを広げすぎる

「すべての企業」「幅広い年代」といった設定では、誰にも強く響かないホームページになりがちです。

BtoBサイトであれば、業種、企業規模、担当部署、役職、抱えている課題、情報収集段階なのか比較検討段階なのかまで整理すると、掲載すべき情報と訴求内容が明確になります。

4. 顧客が知りたいことを調べない

自社が伝えたい情報と、顧客が知りたい情報は必ずしも一致しません。

検索キーワード、営業現場でよく受ける質問、既存顧客が契約前に不安だった点などを整理し、料金、実績、対応範囲、制作の流れ、納期、契約条件、FAQなど必要なコンテンツを設計してください。

5. 競合サイトを調査せずに構成を決める

競合調査を行わないと、比較検討時に必要な情報が不足したり、他社との違いが伝わらなかったりします。

検索結果で上位表示されているページだけでなく、実際に営業現場で競合する企業についても、サービス内容、実績の見せ方、料金、問い合わせ導線を確認します。ただし、他社の文章やデザインを模倣するのではなく、自社の違いを明確にするための調査として活用してください。

6. 公開後の運用体制を決めない

誰が更新するのか、誰が承認するのか、制作会社へどこまで依頼するのかを決めずに公開すると、情報が古いまま放置される原因になります。

お知らせ、実績、採用情報、サービス内容、料金など、更新対象ごとに担当者と確認頻度を決めておくことが重要です。

【制作の現場から】リニューアルのご相談では、「前回はデザインから話を始めてしまい、何を達成するサイトなのか最後まで整理できなかった」というケースがあります。最初に目的、ターゲット、問い合わせまでの導線を整理すると、不要なページや機能も減らしやすくなります。

カテゴリ2. 制作会社の選定・発注でやってはいけないこと

制作会社選びの失敗は、デザイン品質だけでなく、納期、追加費用、公開後の運用にも影響します。提案資料の見栄えや価格だけではなく、業務範囲と契約条件まで確認してください。

7. 自社と近い案件の実績を確認しない

制作実績は件数だけではなく、自社と近い業種、サイト規模、目的、必要機能の経験があるかを確認します。

製造業、医療、士業、採用、EC、多言語サイトなどでは、必要な情報や制作上の注意点が異なります。公開できない案件が多い制作会社であっても、対応した課題や制作工程を具体的に説明できるか確認すると判断材料になります。

8. 最安値だけを基準に制作会社を選ぶ

制作費が安いこと自体に問題があるわけではありません。しかし、価格だけで判断すると、企画、原稿作成、撮影、SEO設計、テスト、公開後のサポートなどが見積もりに含まれていない場合があります。

「いくらか」ではなく、「その金額で何をどこまで実施するのか」を確認してください。

9. 見積もりの内訳を確認しない

「ホームページ制作一式」とだけ書かれた見積書では、後から追加費用が発生したときの判断基準が分かりません。

ページ数、デザインテンプレート数、フォーム、CMS機能、原稿・画像の準備、修正回数、テスト、サーバー設定、公開作業、保守費用などを確認してください。

10. 担当者と制作体制を確認しない

契約前に対応した営業担当と、制作開始後のディレクターが異なる場合があります。また、デザイン、コーディング、システム開発などを複数の担当者や協力会社が分担するケースもあります。

窓口担当者、制作責任者、連絡方法、定例会の有無、確認に必要な期間、緊急時の対応方法を事前に確認してください。

11. 要件を口頭だけで伝える

打ち合わせだけで要望を伝えると、「言ったつもり」「聞いていない」といった認識のずれが起きやすくなります。

サイトの目的、ページ構成、必要機能、デザインの方向性、対応端末、更新方法、納品物、希望納期などを要件書や議事録として残してください。

12. 修正回数と検収条件を確認しない

修正回数、どこからが追加修正になるのか、確認期限、検収完了の条件を決めていないと、制作期間の長期化や追加費用の原因になります。

特にデザイン確定後の大幅変更や、公開直前のページ追加をどのように扱うかは契約前に確認しておくと安心です。

13. 条件をそろえずに相見積もりを取る

会社ごとに違う条件で見積もりを依頼すると、価格を正しく比較できません。

ページ数、CMS、フォーム、原稿作成、撮影、SEO、保守などの条件を可能な限りそろえ、金額だけでなく、提案内容、制作体制、実績、公開後の支援まで比較してください。

【制作の現場から】制作会社によって見積金額が大きく違う場合、単価だけではなく業務範囲が違っていることが珍しくありません。「安い会社と高い会社」という比較ではなく、原稿作成、SEO設計、WordPress実装、テスト、公開作業など、何が含まれているかをそろえて比較することが重要です。

制作会社への発注前に確認すべきポイントを手元で整理したい方は、契約内容・見積もり・制作体制・納品物などを確認できるチェックリストをご活用ください。

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カテゴリ3. デザイン・UI設計でやってはいけないこと

ホームページのデザインは企業の印象を左右しますが、見た目の好みだけで設計すると、ユーザーが必要な情報へたどり着けないサイトになることがあります。美しさと同時に、分かりやすさと操作しやすさを重視してください。

14. 経営者や担当者の好みだけでデザインを決める

社内で好評なデザインでも、対象顧客に必要な情報が伝わらなければ成果につながりません。

色や写真の好みだけではなく、ターゲット、ブランド方針、競合との差別化、問い合わせまでの行動を基準に判断してください。

15. ファーストビューで事業内容が伝わらない

ホームページを開いた直後に「誰に、何を提供している会社なのか」が分からないと、ユーザーは自分に関係するサイトか判断できません。

抽象的なキャッチコピーだけではなく、サービス内容、対象企業、対応地域、強みなどを必要に応じて具体的に示します。

16. スマートフォン対応を後回しにする

スマートフォンからのアクセス比率は、業種、ターゲット、ページによって大きく異なります。そのため「何割がスマートフォンだから」という理由ではなく、どの端末でも必要な情報へ到達できることを前提に設計する必要があります。

文字サイズ、ボタンの押しやすさ、表の表示、メニュー、電話リンク、フォーム入力などを実機で確認してください。

17. 文字や情報を詰め込みすぎる

一画面に情報を多く入れようとして、文字を小さくしたり、余白を極端に減らしたりすると読みづらくなります。

重要度に応じて見出し、本文、図表、余白を使い分け、ユーザーがページを流し読みしても要点を理解できる状態を目指します。

18. 問い合わせ導線が分かりにくい

「お問い合わせはこちら」という小さなリンクがページ末尾にしかない、他のリンクと見分けがつかないといった設計では、せっかく興味を持ったユーザーを取りこぼします。

サービス内容に応じて「見積もりを相談する」「資料をダウンロードする」「制作について相談する」など、次に何ができるのか分かるCTAを設置してください。

19. メニューやリンクを増やしすぎる

メニュー、バナー、ボタン、関連記事を大量に配置すると、ユーザーが次に何を見るべきか迷います。

内部リンクは単純に本数を増やすのではなく、現在読んでいるページの内容から自然に次の情報へ進めるよう設計してください。

20. 動画やアニメーションを目的なく多用する

動画や動きのある表現は、サービスの理解を助ける場合があります。一方で、大容量動画や過剰なアニメーションは表示速度や操作性に影響します。

「動かすこと」を目的にせず、内容を伝えるうえで必要な場所に限定します。

21. お問い合わせフォームを必要以上に長くする

最初の問い合わせで不要な情報まで入力させると、フォーム途中で離脱する原因になります。

商談前に必須となる情報と、問い合わせ後のヒアリングで確認できる情報を分けてください。スマートフォンからの入力、エラー表示、送信完了画面、通知メールまで含めてテストすることも重要です。

【制作の現場から】デザインにこだわりすぎた結果、ファーストビューを見ても「何をしている会社なのか」が分からなくなっているケースがあります。デザイン案を確認するときは、初めてサイトを見る人が短時間で事業内容と次の行動を理解できるかという視点で判断してください。

カテゴリ4. SEO・コンテンツでやってはいけないこと

SEOでは、検索順位だけを追うのではなく、検索した人の疑問に答え、必要な情報へ案内することが重要です。検索エンジンだけを意識した不自然な施策は、ユーザーにとっての読みやすさや信頼性も損ないます。

22. キーワードを感覚だけで決める

社内でよく使う言葉と、顧客が検索する言葉が同じとは限りません。

Googleサーチコンソール、キーワード調査ツール、問い合わせ内容、営業担当者へのヒアリングなどを組み合わせ、検索需要、検索意図、問い合わせへの近さを確認してテーマを決めます。

23. 一つのページに複数の検索意図を詰め込む

「費用を知りたい人」「制作会社を探している人」「ホームページを自作したい人」では、求めている情報が異なります。

一つのページで担当する検索意図を明確にし、別のテーマは専門ページを用意して内部リンクでつなぐと、ページごとの役割が明確になります。

24. タイトルへキーワードを不自然に詰め込む

タイトルは対策キーワードを含めつつ、検索結果を見たユーザーが内容を理解できる文章にします。

検索結果で表示できる文字量は端末などによって変わるため、「必ず何文字以内」と機械的に決めるのではなく、重要な内容を前方へ置き、簡潔で具体的なタイトルにすることが重要です。

25. メタディスクリプションをページごとに考えない

メタディスクリプションは検索結果で必ずそのまま使用されるとは限りませんが、ページ内容を検索ユーザーへ伝える候補となる文章です。

キーワードを並べるだけではなく、「誰向けのページなのか」「何が分かるのか」「どのような特徴があるのか」を簡潔にまとめます。

26. 検索意図に答えない記事を量産する

公開本数や文字数を増やすこと自体を目的にすると、似た内容の薄い記事が増えることがあります。

結論、費用、手順、比較基準、注意点など、検索した人が判断するために必要な情報を優先し、自社の経験、専門知識、実務上の注意点など独自性のある情報を加えてください。

27. 他サイトの文章や画像を無断で使用する

他サイトの文章や画像には著作権が存在する場合があります。利用する際は、著作権法上利用できるケースなのか、権利者から許諾を受ける必要があるのかを確認してください。

引用する場合も、引用部分と自社の文章を明確に分け、必要な範囲にとどめ、出典を示すことが基本です。

28. キーワードを不自然に繰り返す

検索順位を上げる目的で同じキーワードを不自然に繰り返す行為は避けてください。

見出しや本文は検索エンジンのためではなく、読者が内容を理解できる自然な文章を基本とします。関連語も、説明上必要な文脈で使用すれば十分です。

29. 検索順位を操作する目的でリンクを購入する

検索順位を操作する目的でリンクを購入したり、大量の相互リンクを行ったりする施策は、Googleのリンクスパムポリシーに抵触する可能性があります。

業界団体への掲載、取引先からの事例紹介、独自調査、専門的な解説など、第三者が自然に参照したくなる情報を増やすことを優先してください。

30. すべての画像に同じalt属性を設定する

内容を伝える画像には、その画像が何を表しているのか分かるalt属性を設定します。

一方、装飾だけを目的とした画像はaltを空にするなど、画像の役割に応じて設定します。SEOキーワードをすべての画像へ機械的に入れる必要はありません。

31. 同じ検索意図の記事を複数作る

同じ検索意図を狙ったページが複数存在すると、評価や内部リンクが分散する場合があります。

Googleサーチコンソールで同じクエリに複数URLが表示されていないか確認し、役割が重なる場合は、統合、検索意図の分離、内部リンクの調整などを検討します。

【制作の現場から】順位が落ちた記事を調査すると、古い情報、検索意図とのずれ、似た記事同士の競合が同時に起きている場合があります。タイトルだけを変更するのではなく、「このページは何の検索意図を担当するのか」を整理することが重要です。

カテゴリ5. 技術・セキュリティでやってはいけないこと

技術・セキュリティの問題は、通常時には見えにくい一方、障害や不正アクセスが発生すると事業への影響が大きくなります。制作時だけでなく、公開後も継続して管理する必要があります。

32. HTTPS化せずに公開する

ホームページはHTTPSで公開し、ブラウザとサーバー間の通信を暗号化します。

SSL証明書を設定するだけでなく、HTTPからHTTPSへのリダイレクト、内部リンク、画像URLなどにHTTPが残っていないかも確認してください。

33. WordPressのプラグインを目的なく増やす

プラグインは単純な個数だけで安全性を判断できません。必要性、開発元、更新状況、既存機能との重複、サイト速度への影響を確認してください。

使用していないプラグインやテーマは放置せず、必要なバックアップを取得したうえで整理します。

34. WordPress・テーマ・プラグインを更新しない

WordPress本体、テーマ、プラグインの古いバージョンを使い続けると、修正済みの脆弱性が残る可能性があります。

更新前にはバックアップを取得し、サイト規模や重要度に応じてテスト環境で影響を確認します。更新後は主要ページ、フォーム、管理画面などの動作確認も行ってください。

35. バックアップを取るだけで復元確認をしない

バックアップファイルが存在していても、必要なデータが不足していたり、復元手順が分からなかったりすると、障害時に利用できません。

WordPressではデータベースとファイルの両方を対象とし、複数世代を保管します。重要なサイトでは、サーバーとは別の場所にもバックアップを保管し、必要に応じて復元テストを行ってください。

36. 弱いパスワードを使い回す

WordPress管理画面、サーバー、ドメイン、メールなどで同じパスワードを使い回すと、一つのアカウント情報が漏えいした際の影響が広がります。

推測されにくい長いパスワードを設定し、利用可能なサービスでは多要素認証も検討してください。

37. 必要以上の管理者権限を付与する

記事更新しか行わない担当者に管理者権限を与えると、誤操作やアカウント侵害時の影響が大きくなります。

業務に必要な最小限の権限を設定し、複数人で一つの管理者アカウントを共有するのではなく、担当者ごとにアカウントを発行してください。退職者や契約終了した外部担当者のアカウントを残さないことも重要です。

38. お問い合わせフォームにスパム対策を行わない

問い合わせフォームには、迷惑送信を抑える仕組み、入力内容の検証、必要に応じた送信回数制御などを設定します。

ただし、スパム対策を強くしすぎると正規ユーザーまで送信できなくなることがあるため、送信テストやエラー状況の確認も必要です。

39. 画像・写真・フォントの利用条件を確認しない

インターネット上で見つけた画像を自由にホームページへ掲載できるとは限りません。

素材サイトを利用する場合も、商用利用、加工、クレジット表記、利用媒体などの条件を確認します。人物写真については撮影・掲載への同意や利用範囲、Webフォントや購入素材についてはライセンス条件を確認してください。

【制作の現場から】バックアップを取得していても、保存期間が短く、問題が発生した後のデータしか残っていないケースがあります。「バックアップを取っているか」だけでなく、保存世代、保存場所、復元手順まで確認することが重要です。

カテゴリ6. 公開後の運用・改善でやってはいけないこと

ホームページは公開した時点で完成ではありません。情報更新、アクセス解析、フォーム確認、セキュリティ保守を継続し、事業や顧客ニーズの変化に合わせて改善する必要があります。

40. Googleアナリティクスとサーチコンソールを設定しない

計測環境がなければ、どのページが閲覧され、どの検索語から流入し、どこから問い合わせにつながったのかを判断できません。

公開時にGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールを設定し、必要に応じてフォーム送信、電話タップ、資料ダウンロードなどのコンバージョンも計測できる状態にします。

41. 古い情報を放置する

更新頻度だけで検索順位が決まるわけではありません。しかし、終了したサービス、古い料金、過去の担当者、期限切れのキャンペーンなどが掲載されたままだと、ユーザーの信頼を損ないます。

更新が必要なページを一覧化し、内容に応じて定期的に確認してください。

42. 順位が下がるたびに全文を書き換える

検索順位は日々変動します。数日の下落だけで大幅なリライトを行うと、本当に効果があった施策まで変更してしまう可能性があります。

表示回数、クリック数、CTR、平均順位、競合ページ、検索結果の変化、カニバリなどを一定期間確認し、原因に合った修正を行ってください。

43. アクセス数だけを見てユーザー行動を確認しない

アクセス数が多くても、ユーザーが必要な情報を得られず離脱していれば成果にはつながりません。

主要ボタンのクリック、フォーム到達、フォーム完了、ページ遷移などを確認し、どこでユーザーが止まっているのかを特定します。

44. 問い合わせでよく聞かれる内容をホームページへ反映しない

営業担当者やサポート担当者へ何度も寄せられる質問は、ホームページ上で情報が不足している可能性を示しています。

料金、対応範囲、納期、準備物、契約条件、制作の流れなどをFAQやサービスページへ反映すると、問い合わせ前の不安を減らせます。

45. 問い合わせの流入経路を計測しない

問い合わせ件数だけを集計しても、どのページや施策が成果につながったか分かりません。

広告、メール、SNSなどには必要に応じてUTMパラメータを設定し、自然検索についてもランディングページやサーチコンソールの検索クエリと組み合わせて評価します。

46. リライトの判断基準を決めない

すべての記事を同じ方法でリライトする必要はありません。

表示回数が多くCTRが低いならタイトルや検索結果上の訴求、順位が低いなら検索意図と本文、アクセスはあるのに問い合わせがないならCTAやサービスへの導線など、データに応じて施策を変えます。

47. スマートフォン表示とフォームを定期確認しない

テーマ、プラグイン、外部サービスなどの更新によって、以前は正常だった表示やフォームが動作しなくなる場合があります。

トップページ、主要サービスページ、お問い合わせフォーム、電話リンク、資料ダウンロードなど、コンバージョンにつながる箇所は定期的に実機確認してください。

【制作の現場から】アクセス減少のご相談を受けて調査した結果、SEOではなくフォームの送信不具合や通知メールの問題が見つかる場合もあります。集客だけを見るのではなく、「訪問してから問い合わせが社内へ届くまで」を一連の流れとして確認する必要があります。

カテゴリ7. 費用・契約でやってはいけないこと

ホームページの費用は、初期制作費だけでは判断できません。公開後の維持費、追加作業、権利、データ管理まで含めた総コストで検討してください。

48. 公開後に必要な費用を確認しない

ホームページでは、ドメイン、サーバー、SSL、CMSや外部サービスの利用料、保守、更新、セキュリティ対応など、公開後にも費用が発生します。

月額費用に含まれる作業、作業時間の上限、追加料金、契約期間、解約条件などを確認し、制作費と運用費を合わせた総額で予算を考えてください。

49. ドメイン・サーバーの契約名義と管理方法を確認しない

ドメインやサーバーを誰の名義で契約するのか、認証情報や更新通知を誰が管理するのかを明確にしてください。

自社で契約・管理する方法もあれば、保守契約の一部として制作会社が管理する方法もあります。重要なのは、契約終了時の移管方法、必要な手続き、費用、アカウント情報の引き渡し方法を事前に確認しておくことです。

50. 著作権・利用権・納品物の範囲を確認しない

ホームページ制作費を支払って納品を受けたからといって、制作物に関するすべての著作権が自動的に発注者へ移転するとは限りません。

デザイン、文章、写真、動画、ソースコード、購入素材などについて、著作権を譲渡するのか、必要な範囲で利用許諾を受けるのかを契約段階で確認します。

また、編集可能なデザインデータ、ソースコード、サーバー情報、各種アカウント、操作マニュアルなど、契約終了後に必要となるデータが納品対象に含まれるかも確認してください。

【制作の現場から】制作会社を変更しようとした段階で、ドメイン、サーバー、ソースコード、デザインデータの管理状況が分からないことがあります。乗り換え時に初めて確認するのではなく、契約前に「誰が所有し、誰が管理し、終了時に何を受け取れるのか」を明確にしておくことが重要です。

ホームページ制作で失敗しないための基本的な進め方

50項目すべてを一度に確認するのが難しい場合は、制作工程に沿って次の順番でチェックすると整理しやすくなります。

タイミング 確認すること
制作会社へ相談する前 目的・ターゲット・目標・予算・希望時期を整理する
制作会社を選ぶとき 実績・提案・見積もり範囲・制作体制・保守体制を比較する
契約するとき 作業範囲・修正・納品物・権利・支払い・解約条件を確認する
制作中 ターゲット目線でデザイン・文章・スマートフォン表示・CTAを確認する
公開前 フォーム・計測・SEO基本設定・表示・リンク・バックアップを確認する
公開後 アクセス・検索順位・問い合わせ・更新・セキュリティを継続確認する

ホームページ制作は、制作会社へ丸投げするか、すべて自社で決めるかの二択ではありません。事業上の目的や顧客については発注企業が情報を提供し、設計・デザイン・SEO・システム・運用については制作会社の専門性を活用しながら、一緒に判断していく進め方が現実的です。

ファーストネットジャパンのホームページ制作

ファーストネットジャパンは、1998年創業・大阪市中央区に拠点を置くWeb制作会社です。4,000件超の制作実績をもとに、企画・設計・デザイン・WordPress構築・SEOから公開後の運用改善まで一貫してサポートしています。

ホームページ制作では、最初から仕様を決め打ちするのではなく、事業の目的、ターゲット、既存サイトの課題、競合状況、公開後の運用方法を整理したうえで必要なページや機能をご提案します。

費用の目安は、コーポレートサイトが80万円〜、ランディングページが20〜50万円、ECサイトが150万円〜です。ページ数、デザイン、CMS、撮影、原稿作成、システム連携などの要件によって費用は変動します。

「まだ要件が固まっていない」「現在のホームページの何が問題なのか分からない」という段階でも構いません。制作前の整理から公開後の運用改善までご相談いただけます。

【関連記事】
ホームページ作成費用の相場と見積もり内訳
ホームページ制作会社の選び方と比較ポイント
ホームページ維持費の相場と管理費の内訳

よくある質問

Q. ホームページ制作で最もやってはいけないことは何ですか?

目的やターゲットを決めずに制作を始めることです。何のためのホームページなのかが曖昧だと、ページ構成、デザイン、文章、問い合わせ導線の判断基準がなくなります。まず目的・ターゲット・数値目標を整理してから制作を始めてください。

Q. ホームページ制作会社を選ぶときに注意することは何ですか?

価格だけで選ばず、自社に近い案件の実績、提案内容、制作体制、見積もりに含まれる範囲、修正・検収条件、公開後の保守体制まで確認してください。相見積もりでは、ページ数や必要機能などの条件をそろえて比較することが重要です。

Q. ホームページ制作の費用はどのくらいかかりますか?

ファーストネットジャパンでは、コーポレートサイトは80万円〜、ランディングページは20〜50万円、ECサイトは150万円〜が目安です。実際の費用はページ数、デザイン、CMS、原稿、撮影、システム連携などの要件によって変動します。

Q. SEO対策でやってはいけないことは何ですか?

検索順位を操作する目的でキーワードを不自然に繰り返すこと、リンクを購入すること、同じ検索意図の記事を必要以上に増やすことなどは避けてください。検索した人の疑問へ具体的に答え、自社の経験や専門知識を加えたコンテンツを作ることが基本です。

Q. ホームページ公開後にやってはいけないことは何ですか?

公開後にアクセス解析、情報更新、フォーム確認、WordPressなどの更新、バックアップを行わず放置することは避けてください。公開後のデータを確認し、問い合わせ導線やコンテンツを継続的に改善することが重要です。

Q. ドメインやサーバーは制作会社に任せても問題ありませんか?

制作会社が管理する方法自体に問題があるわけではありません。ただし、契約名義、認証情報の管理方法、契約終了時の移管手順、費用、データの引き渡し方法を事前に確認してください。自社で契約する場合も、更新漏れが起きない管理体制が必要です。

まとめ

ホームページでやってはいけないことは、見た目のデザインミスだけではありません。目的やターゲットが曖昧なまま制作すること、価格だけで発注先を選ぶこと、見積もりや契約内容を確認しないこと、SEOだけを意識してユーザーを置き去りにすること、公開後の更新や保守を行わないことも失敗につながります。

制作前は目的・ターゲット・数値目標・予算を整理し、発注時には見積もり、制作範囲、修正条件、権利、納品物を確認してください。公開後はアクセス解析、問い合わせ計測、情報更新、セキュリティ対策、バックアップを継続することが重要です。

ファーストネットジャパンは、1998年創業・4,000件超の制作実績をもとに、企画・設計・制作から公開後の運用改善まで一貫してサポートします。「まだ要件が固まっていない」という段階でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。

ホームページの新規制作・リニューアルを検討されていますか?

ファーストネットジャパンでは、1998年の創業から培ってきた知見・経験を基に、ホームページ作成・集客のお手伝いなど総合的にWebのお困りごとをサポートしています。
Webに関することならまずは当社にお問い合わせください。

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この記事の監修者

齊藤 真也

株式会社ファーストネットジャパン 代表取締役

1998 年創業時からアプリ開発・Web マーケティング・フルリモート SES・ホームページ制作・翻訳・グラフィックデザインなど幅広い IT/クリエイティブ領域を手がけ、4,000 件超のプロジェクトを統括。セキュリティ対策・SEO・システム開発から中小企業のWeb戦略支援まで、技術とデザインの両面でクライアントの課題解決を27年以上にわたり支援してきた。
大阪本社・東京オフィスの2拠点体制で、全国の企業のデジタル化をサポート。
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